キャンサーフラへの想い

今日は、キャンサーフラのことを、いろいろと考えていました。
現在秋葉原でレッスンしているキャンサーフラクラスは、癌を経験した人しか入れないクラスです。
フラが術後のリンパ浮腫に良いこともあり、以前は乳がん経験者だけを対象にしていましたが、現在はどの部位の癌でも入会することができます。

私が、このクラスを作ったのは、、、
癌の手術や治療で傷ついた心と体の、リハビリをする場所を作りたいという想いからです。
術後の女性はみんな、孤独ですし、自信をなくしています。
でもキャンサーフラクラスにくることで、同じ病気を経験した人と友達になれるし、フラを踊ることで明るい気持ちになれるのです。

私は12年前、乳がんになり、全摘手術をしました。
女性にとって大切な身体の一部を失い、とても傷ついていました。
その傷を癒してくれたのはフラです。
フラのおかげで、心と体が元気になりました。
なので、たくさんの方にフラで元気になってほしいと思いました。
治療で体力も落ち、気持ちも落ち込んで、家に閉じこもっていたという生徒さんが、キャンサーフラクラスに通うようになって、「病院以外の予定ができて嬉しい」とおっしゃったことがありました。
癌であることを誰にも打ち明けられなかった生徒さんが、初めて打ち明けられて、胸のつかえが取れたとおっしゃっていたこともありました。

キャンサーフラクラスは、フラによって元気になるためのクラスなので、物足りなくなることもあると思います。
物足りなくなった人は、それだけ心と体が元気になったということなので、キャンサーフラクラスに所属している必要はないかもしれません。

実際に、キャンサーフラクラス以外にも、がんを経験した生徒さんは何人もいらっしゃいます。
私だけに打ち明けてくださることもあります。
がんサバイバーでも、もちろん通常のクラスに入ってもよいのです。 

抗がん治療中で体力がなかったり、脱毛していたり、腕が上がらなかったり、、、
そういうことがあると、一般の人と同じクラスだと引け目を感じて辛いと思うんですが、、
すでに心と体が元気なら、通常クラスに移籍しても大丈夫です。
キャンサーフラクラスを卒業して、他のクラスで頑張っている生徒さんもいらっしゃいます。

がんサバイバーだからといって、ずっとそのことにこだわって生きる必要は無いと思います。
そのことで社会貢献したいという人は別ですが、「癌だったことを忘れること」が一番良いことだと昔ドクターがおっしゃってました。

なんだか、何が言いたいのか、よくわからなくなってきました(^◇^;)

私がキャンサーフラクラスを作った目的を、もう一度再確認したいと思って書きました。
人生にはたくさんの選択肢があります。
サバイバーのみなさんも、夢や希望をたくさん持って生きていきましょうね(о´∀`о)

フラに救われ、夢中になっていた頃の私。
何年前かな?(笑)

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